能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市は、漆器が有名です。輪島市の漆器は「輪島塗」と呼ばれて、国の重要無形文化財になっています。
輪島塗の組合によると、地震で火事が起こって、輪島塗の店も焼けました。機械や道具も壊れて、ほとんどの職人が被害を受けました。
組合によると、輪島塗を作るには120の作業があって、多くの職人が協力して作ります。
組合の人は「亡くなった職人もいるので、いつ生産を始めることができるかわかりません。やめる職人が出ないように、いろいろな方法を考えたいです」と話しています。
23歳の余門美晴さんは、職人になるための勉強をしています。余門さんは「小さいときから両親が輪島塗を作るのを見ていました。輪島塗の作品を作って、頑張っているところを見せたいです」と話しました。